本日は、四国中央市立南小学校・6年生のみなさんが社会科見学でフレップとうおん（東温事業所）にいらっしゃいました。
オオノ・ラボにて会社案内DVDを見ていただいた後、管理型埋立処分場の構造や水処理施設についてご説明しました。
前回、北伊予小学校の社会科見学の記事でも少し触れましたが、弊社の水処理施設は管理型埋立処分場から出る汚染水を浄化する役割を担っています。ここでは、まず微生物を循環利用して窒素を効率的に取り除いていきます。
「窒素」と聞くと、肥料を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。もちろん、窒素は植物の成長には欠かせない成分で、リン酸やカリウムと並んで「肥料の3要素」などと呼ばれたりしていますが、そんな窒素も多量に自然環境に排出されてしまうと、環境汚染に繋がってしまいます。地下水に窒素が大量に流れ込んでしまうと大腸がんなどの病気を引き起こしやすい水質になったり、窒素がガスとして放出されると酸性雨の原因となり、ゆくゆくはオゾン層の破壊につながってしまう危険性があるのです。
窒素を過多に自然環境に排出しないよう、弊社の水処理施設では嫌気、好気どちらの微生物も使って、しっかり取り除くようにしています。この他にもさまざまな水処理方法を重ねて、汚染水をきれいな水に浄化し、フレップとうおん場内で再利用しています。（水処理施設における他の処理方法については、またの機会にご紹介させてください！）
今回の見学では、生徒のみなさんから施設に対するご質問と一緒に「どうすればオオノ開發に入社できますか？」という質問もありました。弊社の事業とそれを通した環境問題への取り組みを知ることで弊社で働きたいと思っていただいたことは非常に嬉しかったですし、環境問題に取り組む大切さをきちんと伝えることができているという私たちの自信にも繋がりました。将来、社会科見学に来ていただいた生徒さんの中から一緒に働く方がたくさん出てきていただけると私たちも心強いです！ぜひ、環境問題に取り組む仲間として一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。本日はお越しいただき、本当にありがとうございました。
