4/12(水)、弊社のグループ会社である株式会社千照運輸の新しい社屋の竣工式が行われました。
ここでは、小松製作所様とその子会社である株式会社EARTH BRAIN様とタッグを組みながら、工事現場の作業効率等を目的とした無人重機の遠隔操作システムの検証実験を行っており、建物の内覧会に合わせてシステム設備とデモンストレーションを公開しました。
デモでは、docomo business様の通信網「5G」を利用して、愛媛県から約800km離れた千葉県にある重機を遠隔操作しました。
大容量のデータを高速通信できる5Gならではの低遅延かつ高画質で臨場感あふれた操作の様子に、出席者一同、また報道各社の方からも驚きの声が上がりました。
今や、労働人材の確保は世界の共通課題となりつつあります。
今年の年始には中国の総人口が61年ぶりの減少に転じるなどショッキングなニュースもあり、今後の人材獲得競争は国境を越えて一層加速すると予想されます。
日本国内でも工事現場で慢性的に起こっている現場職の人手不足や高齢化の問題は、深刻化の一途をたどるばかりです。さらに、遠方の現場への移動の負担、危険を伴う作業も少なからずあることから、現場職を担う従業員の身体への負担軽減や安全確保も重要な課題となっています。
これらを解決する「希望」として、また移動時間の削減によるCO2削減を可能とする「カーボンニュートラルへの新たなアプローチ」として無人重機の遠隔操作システムを運用していくだけでなく、3K(キツイ・汚い・危険)のイメージがある「現場職」という職業そのものを、ジェンダーレスでクールな職業イメージへと一新し、ここ愛媛の地から世界に向けてニューノーマルな働き方も提案していきたいと考えています。
オオノアソシエーツは今までも時代に即してあらゆる課題に取り組んできました。
今後もその姿勢を変えることなく、社会課題の解決のため、新しいものを取り入れながら「なんとかしよう!」の精神で邁進してまいります。